「アメ車 予算200万円で中古アメ車を買う」の企画の101台目は、根強い人気を誇るキャンピングカー、ダッジラムバンをベースに製作されたロードトレックの中古車です。
車両の詳細は以下の通りです。
↓
2003年型 ロードトレック190（ダッジラムバン）
・車両本体価格：198万円
・走行距離：8万5578km
・車検：令和6年12月まで
・排気量：5.9リッター V8 OHV マグナム
　最高出力：245hp/4000rpm
　最大トルク：454Nm/3250rpm
・ミッション：コラム式4速AT
・ボデイカラー：ホワイト
・内装：グレーレザーシート
・乗車定員：7人（8ナンバー）
・燃料：ガソリン
・全長×全幅×全高：599×208×263cm（車検証上）
・ホイール：純正16インチアルミホイール
・タイヤサイズ：245/75R16
・新車並行輸入車

動画中でも言っている通り、仮に年式や走行距離がこの車両と同程度のパッセンジャーバンであれば、車両本体価格200万円以下では買えません。搭載するエンジンやカスタムの有無にもよりますが、安くても300万円近くすると思います。

当然ですが、ロードトレックのキャンピングカーの新車販売価格は、ベースとなる普通のパッセンジャーバンやカーゴよりも遥かに高額です。それが中古車になった事で価格が逆転しているわけです。
新車時の価格からの値落ち幅を考えると、普通のダッジバンとは比較にならないくらいお買い得なのがキャンピングカーなのです。

とはいえ問題がないわけではありません。まずはボディサイズ。全長×全幅×全高＝599×208×263ですからねぇ。このサイズを余裕で置ける駐車場を都会で探すのは大変だと思います。
それに、出かける際に何処に駐車するか？という問題もあります。郊外のサービスエリアやキャンプ場なら問題ないですが、街中にこれで出かけると、駐車場を探すのも一苦労でしょう。

次に問題となるのが、キャンピングカーとしての装備の部分のメンテナンスです。
インポートかーグローバルに限らず、アメ車ワールドの契約ショップであれば、エンジンやミッションや足回りといった機関系のメンテナンスや修理は問題なく対応してくれます。車検なども問題ないでしょう。
ただ、エアコンとかトイレとかコンロとか発電機とか、etc。場合によってはベッドとか棚とかもそうですが、そういった家具的な装備に関しては、普通のアメ車ショップでは対応が難しいと思います。その辺はカーショップではなくハウスメーカーとかの領分でしょうから。

車両本体価格が安いですからね。あるいは、車内の様々な装備を全部取り外して、巨大なバンとかパッセンジャーバンに作り替えるというのもアリかもしれませんが、そこまでやる手間と費用を考えれば、最初から普通のパッセンジャーを買う方が早いでしょうし。

ということで、色々と考えると、非常にお買い得であるのは間違いありませんが、買い手を選ぶ車両と言えるかも？というのが、今回の正直な感想です（笑）
まぁしかし、この車内空間の広さは凄いです。筆者が浪人時代に住んでた風呂なしトイレ共同の安アパートの居住空間よりも、こっちの方が広いんじゃないかな？（笑）

◾️取材協力：インポートカーグローバル
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■撮影＆編集：田中享（Tanaka Susumu）

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