家康は幼い頃、今川氏への臣従の証として人質に出されるところを、織田方に寝返った戸田氏によって、銭と引き換えに尾張に連れて行かれたとされています。
実際には、そうした事実は記録になく徳川氏による創作とされており、その証といえるように、戸田氏はその後、家康の家臣として厚遇されました。
松本藩6万石、宇都宮藩7万石と譜代大名として繁栄した他、分家には大垣藩10万石を領した一族もおり、ペリー来航や戊辰戦争でも活躍するなど、江戸時代を通して戸田氏は存在感を放ち続けます。
今回は、松平氏と同盟して織田、今川の間で生き残った戸田氏の歴史、譜代大名ながら勤王派として幕末維新の動乱でも活躍した戸田氏のその後について紹介します！
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参考文献
田中 薫『松本藩 (シリーズ藩物語)』
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徳田武『小原鉄心と大垣維新史』
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『新訂寛政重修諸家譜』14巻
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【画像引用】
大河ドラマどうする家康公式サイト
https://www.nhk.or.jp/ieyasu/

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