Published On Jul 21, 2020
自動車には、OBD2コネクターというものがあり、そこに故障診断機を接続して、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)に記録されているエラーコードを読みことで故障個所を特定できたりします。
1996年以降にアメリカに輸出される自動車には、OBD2コネクターの装着が義務付けられました。 そこに、”故障診断機” を接続すれば、素人でもECU(エンジン・コントロール・ユニット) と呼ばれる車載コンピュータに記録された通信エラー等のエラーコードを読み込むことが可能となり、センサー等の故障個所が判明するしくみです。
町のどこにでもある小さな修理工場でも故障診断機は持っていたりしますので、国産車だと1回¥3,000とかで診断して、エラーコード読んでもらえます。(外車は1万円することもある)
故障診断機は、かなり高額で数十万円とか100万円超えるものもあります。 それは各メーカーがプロトコルなどさまざまなものを独自に使用しているので、修理工場も手を焼く複雑さがあります。
ハイブリッドカーは高額な傾向だったりしますし、複雑な構造がわかりにくいイメージもありますが、意外とスマホの無料アプリで故障診断できたりします。
■参考資料①スマホアプリで4系統可能
故障診断機は、amazonで安いものを捜せば5千円とかで購入可能です。 でも、エンジン系統のパワートレインのみだったりします。
今回はスマホの無料アプリで、①エンジン、②ミッション、③ABS、④エアバッグなど多岐に渡る診断機能搭載しているCARISTAを動画の中で使ってみています。
https://www.carista-japan.com/
無料で使用している場合には、実際にエラーコードがあった場合、伏字になります。 有料コースに切り替えると詳細が見られます。
伏字でもエラーコードがあれば、ディーラー等に「車のECUに故障診断機接続して、エラーコードあった」 と言って入庫予約できます。
■エラーコード
ECUは各センサーと交信していますが、ある瞬間に通信できなくなったりしてエラーコードをECUが記録します。 これを故障診断機で、①読み込む、②イレースの消去する。 という2種類の操作が可能となります。
消去しないと警告灯は消えないしくみです。
素人がエラーコードを読み込みして表示させた場合でも、意図的に消去という作業をしない限り修理工場やディーラーで再度接続すればそれは見られます。
■ELM327スキャンツール
車の運転席側にあるOBD2コネクターにELM327スキャンツールをポンと挿入接続して、ブルートゥース接続でスマホとかに転送して故障診断アプリで操作したりします。
ブルートゥース接続する設定動画も入っています。
また、私自身がamazonで購入したものも動画に入っています。
どうしても中華製ということで不具合のあるものも少なくないので、自分が使っているものを照会しております。
■実際に故障診断して修理した事例
私三之橋自身は、3年前に福岡トヨタでTバリュー認定中古車で30プリウスを買いました。 現行モデルの50プリウスのデザインが好きになれそうにないということでどうしても中古車となってしまう。
中古車を買い1年目でも電子ブレーキシステム警告灯が点灯したことがあり、故障診断して記録がなかったので、たまたまかと判断し乗り続けました。
2年目の夏にまた点灯し、ブレーキが効かなくなり、その時は夜には消えました。 でも、翌日故障診断したらエラーコードが残っていたので福岡トヨタに入庫し無償修理となりました。
・30プリウスのブレーキ、ABS警告灯とが点いた故障はどうなるの?
https://matome.naver.jp/odai/21532339...
https://blog.goo.ne.jp/timerunner/e/6...
ディーラーに故障で入庫する際に営業マンに「故障診断機でABS系統とエラー出ているのを確認したので電子ブレーキシステム系統だと思う」 と伝えたことが幸いし、無償でパーツ交換してもらえました。
■ハイブリッドカー乗り
ハイブリッドカーに乗っているとアンチファンもいることに気づいたりします。 嫌いな人の理由の1つに電子ブレーキシステム搭載があると思う。
ブレーキの制動システム専用のコンピュータ搭載しており、回生ブレーキとディスクパッド制動を制御している。
私三之橋の場合、30プリウスを買う前に北米で、”ブレーキのすっぽ抜け現象” にクレームが集中している話とかネットで読んで知っていたので購入前に少し悩みました。
中古車を買った時にはすでに知っていたこともあり、実際に壊れた時にはそう焦ることもなく、事故も起きずに対処できました。
でも、走行中ブレーキが利かなくなるという経験は初めてでしたので恐怖感はありました。
■故障診断がスマホでできるメリット
「中古車を買ったのでほんとに整備されているのか? を知りたい」 なんて場合もあると思います。 一般的には販売して3カ月間の保証期間内に故障診断してわかれば保証対応してくれることもあります。
「新車を買い、乗っているうちに古くなってきたので、買い換えで悩む」 というのもあると思います。 故障診断機で自分の家のガレージ等でチェックすれば交換しないといけないパーツとかわかることがあります。
ディーラー等に不具合で入庫した際に、「○○○が悪いので交換すると10万円くらいかかります」 とかざっくりしたことを言われる傾向にあり、その修理金額が適切なのか? を調べたいというケースも少なくありません。
スマホのアプリで故障診断して具体的なエラーコードが見られると、ネットでそのコードググるだけで明確に知ることができるので、専門知識がない人でもボッタくりとかに遭いにくくなると考えられます。
例えば、エンストする。 というケースで故障診断して、エアフローセンサーが悪いとわかれば、クリーナーで掃除するとか、パーツをネットで注文してDIY交換してしまえば終わる。
もちろん、自分で故障診断するとか、しないとかではなくて、「修理工場で故障診断というのはこんなもの」 というのをネットで見ておくことで意味がわかるとかあるわけで、無理にDIYメンテナンスをお勧めするわけではございません。
■ウェブサイト版
動画でわかりづらい部分ありましたら、ブログ版も合わせて読んでいただければ幸いです。
エンジンの状態を調べる方法 - OBD2スキャンしてみ太郎
https://matome.naver.jp/odai/21431260...
https://blog.goo.ne.jp/timerunner/e/3...
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