【第9回】「新曲浦島」 後編 〜解説と歌詞付き〜
若柳吉蔵の日本舞踊への扉 若柳吉蔵の日本舞踊への扉
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 Published On Jul 18, 2020

【語句解説コーナー】

ここで歌詞の意味を確認しながら、合わせて踊りを見て頂くと、より一層楽しんでみていただくことができると思います。

・「錦繍の帳暮れ行く中空に」 錦で刺繍をしたような、美しい垂れ絹が黄昏ゆく中天にかかっているというので、美しい夕映えの空のことをうたっている。

・「裾の紫色褪せて」 裾は、夕空の裾である。紫色であった裾の方のいろが、陽が入るにつれ次第に薄くなっていく様子を表している。

・「一つ星」 金星のこと。一つ星には明けの明星と宵の明星がある。ここでは宵の明星。

・「雲の真袖の綻びみせて」 雲の両袖が綻びでて、雲が崩れて移り変わっていく空の模様を言っている。真袖は両袖のこと。

・「斑曇り」 雲はところどころ濃淡を見せながら曇って

・「舟歌絡る(かがる)雁がねの声も乱れて」 かがるは、絡まるという意味。舟唄にからむように聞こえてくる雁の声で、その雁は列を乱して泣いているという意味。

・「浦の戸」 漁夫の家のこと。ここでは漁村の意である。


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【プロフィール】
・若柳吉蔵 若柳流五世宗家家元 日本舞踊家

下に若柳流宗家の公式サイトとSNSのリンクを貼っておきます。宜しければご覧下さい。公式サイトでは、我々の活動等を載せています。お稽古等、興味ある方は是非ご覧下さい。初心者の方でも歓迎しております。

【公式サイト】http://www.wakayagiryu-souke.jp/

【若柳吉蔵のInstagram】
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