Bahr Guitars OM Cutaway
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韓国は釜山に工房を構えるルシアーHyo-won ShinによるBahr Guitars（バールギターズ）。
音楽的キャリアのスタートはなんとR&Bヴォーカル講師という同氏、その後、十数年に渡りギターリペア職人として熟練し、国内のルシアーに師事た後、2021年に独立しました。
今回、サウンドメッセin大阪2024で出会い、一目惚れし、当店にて日本での取扱いが決定した新たなブランドです。話して伝わってくる真面目で実直な人柄はギターからも感じ取られ、ブランド名も韓国語の「正しい」という意から作られた名前です。
本器はオリジナルOMボディの、OM Cutaway。【サウンドメッセin大阪2024出展作品】

トップ：イングルマンスプルース
サイド＆バック：ウェンジ（ダブルレイヤードサイド）
ネック：ホンジュラスマホガニー
指板：エボニー
ブリッジ：エボニーベース+エボニー＆メイプルレイヤード
ペグ：ゴトー510
その他：44.5mmナット幅、645mmスケール、エボニーバインディング、カスタムデザインロゼッタ、エボニーヘッドプレート、ウォルナットバール・ヘッドバック、オールシェラックフィニッシュ（フレンチポリッシュ）

現在の年間製作本数は僅か数本のレアなギターですが、それも納得の大変丁寧な作り込み。細部まで仕上げが大変美しく、木工技術の高さは一目見て分かり、手にする前から良い予感がするギターです。塗装は全面シェラックのフレンチポリッシュ仕上げ。超極薄ながら均一に仕上げられたその仕上がりも美しく木工精度と共にハイレベルな完成度を持っております。
ロゼッタや指板には、幾何学模様というか回路というか、シンプルながら印象に残る独特なデザインが見られます。
何よりも驚きなのがそのサウンド。サイドはダブルレイヤーで、ラティスブレイスのトップを大きく揺らしていることが分かるラウドな鳴りですが、それは完全にコントロールされており、輪郭がしっかりと認識できるタイト低音は素晴らしいの一言。バックもラティスブレイス仕様で、まるで太鼓のようなドンっと力強いレスポンスが生まれております。質量や伝達を考慮し、トップ＆バックブレイスは共にトリファイド・シトカスプルースが用いられております。また、音の芯も逞しく、高音域も痩せる事なく太さがあり、優しいタッチでも十分な迫力を得られます。低域だけが目立つことなく、バランスの良い響きは綿密に計算された結果でしょう。
ギター一本で聴かせるフィンガースタイルソロギターを主とするプレイヤーにバッチリとハマるであろう音色をもつギターです。
ここまでの完成度を誇るBahr Guitars、この価格でご提供できるのは確実に初期のわずかな期間かと思われます。ギター愛好家の皆様、要チェックです。

[Body Size]
Body length　19.489"（495.0mm）
Upper bout　10.984"（278.9mm）
Waist　9.389"（238.4mm）
Lower bout　15.49"（393.4mm）
Depth at Neck　3.74"（99.9mm）
Depth at End　4.527"（114.9mm）