【快挙】高知に「バレエ移住」福間悠陽さん 夢の《ローザンヌ》本選出場へ
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 Published On Oct 3, 2024

若きバレエダンサー福間悠陽さん。マカオで行われたコンクールのアジア予選を突破し、憧れのローザンヌ国際バレエコンクールへの切符を手にしました。

高知市のバレエスタジオ「マサコバレエ・ワークス」に通う一宮中学校3年生の福間悠陽さん。

福間 悠陽さん(15):
「本当にもうれしいのと、夢の舞台に行けるというのが信じられないくらい驚いている」

10月2日も遅くまで月末に開催される発表会の練習に励んでいましたが…実は9月30日に日本に帰ってきたばかりです。福間さんは9月28日と29日にマカオで行われたローザンヌ国際バレエコンクールのアジア予選に出場。見事上位4人に選ばれ、来年2月にスイスで開催される本選への出場権を獲得したのです。

アジア・太平洋地域の45人が挑んだ狭き門の突破。しかも、日本人は福間さんただ1人という快挙です。

小4になる直前に空手からバレエに転向した福間さん。小学6年の時、母の友人でもある上岡 真佐子さんに習うため親元を離れ埼玉から祖母のいる高知に「バレエ移住」してきました。

福間 悠陽くん(当時小学6年):
「僕は世界に羽ばたきます!」

これまでに国の内外のコンクールで優秀な成績を収めてきましたが…

福間 悠陽さん:
「今はもう本当に“ローザンヌ”が目標です」

プロを目指す世界中の若手ダンサーの憧れ、ローザンヌ国際バレエコンクールへの出場は悲願だったのです。

福間 悠陽さん:
「中国とか向こう(外国)の子は足もすっごい長くてキレイな子がいっぱいいました」
Q.雰囲気は飲まれませんでした?
「飲まれなかった。自分のペースでバリエーションもできたと思う」

福間さんが移住して4年。ずっと側で指導してきた上岡さんはー

マサコバレエ・ワークス
上岡 真佐子さん:
「番号と名前を呼ばれた時はグワーッと私もテンションが上がっちゃった」
Q.泣きましたか?
「……ちょっと(笑)」

外国での大勝負。彼の心をほぐしたのはこんな“勝負メシ”でした。

福間 悠陽さん:
「先生の作ってくれたおにぎり。昆布とおかかを混ぜてノリをつけてくれた。すっごい美味しかった。それが本番前のお昼ご飯。しかもその中に手紙が入っていて、頑張ってねということと、予選はしっかり踊れたかな?と書いてあって、すごくホッとした」

上岡さんはコンクールの規定で審査中は会うことができなかったので、高知から持って行った米でホテルでおにぎりを作り渡したそうです。

そんな上岡さんがコンクールの後、もう1つプレゼントしたのがー

福間 悠陽さん:
「『勝って兜の緒を締めよ』という言葉をもらいました」

上岡 真佐子さん
「ことわざが好きなので、ことあるごとにプレゼントしている。すごくうれしかったけど『ここからがスタート』ということはお互い思っていないといけないよと本人に言いながら、自分にも言い聞かせている」

福間 悠陽さん:
「今回、終わった後に審査員の方にもアドバイスをもらった。まだやっぱり笑顔も全然足りないって言われて、もっと笑顔で明るく挑みたいと思ったし、レッスン(審査)の時とかも『ちょっと埋もれてる』と言われて、もっと自分を出していこうと思った」

ローザンヌ国際バレエコンクールの本番は2025年2月2日から9日まで。4カ月後に迫ったハイレベルの戦いにむけ、すでにカウントダウンが始まっています。

福間 悠陽さん:
「夢のローザンヌ頑張ります」

ローザンヌ国際バレエコンクールには世界中から、15歳から18歳までの才能あふれるダンサーが集結します。ここでも予選がありますので福間さんは「決戦に残りたい」と意気込んでいました。

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