架線の張られていない場所に最後の鋼製車!一番端に追いやられた車両の運命は果たして
キツネキタ キツネキタ
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 Published On Apr 1, 2023

今回訪れたのは神奈川県横須賀市、横須賀駅です。駅前にヴェルニー公園があり、対岸にフランス人技師ヴェルニーが建設に貢献した旧横須賀製鉄所跡地が臨めます。またフランス庭園様式を取り入れた公園となってます。訪れた横須賀市は神奈川県南東部に位置する三浦半島の北半分を占めて市域の東側は浦賀水道、西側は相模湾に面しています。東京湾の入口に位置するため江戸時代から国防の拠点とされ大日本帝国海軍横須賀鎮守府を擁する軍港都市として栄えました。JR横須賀駅は横須賀鎮守府を初めとした海軍関係施設へのアクセスや物資輸送を行うために開業された経緯があります。第二次世界大戦後もアメリカ海軍横須賀基地への物資輸送の拠点として機能しました。横須賀駅周辺はそれ程栄ではなく周辺を運行する京急線の汐入や横須賀中央が繁華街となります。京浜急行本線は泉岳寺から浦賀を結び、堀之内から三崎口間が久里浜線となります。本線以外に空港、大師、逗子、久里浜線といろいろあります。話すと長くなるので省略していますが、以前から動向を気にしている4両編成の京急1500形に動きがあったようです。2023年3月14日の品川発京急久里浜行の快速特急に1501F+1517Fと言う編成で充当、途中の金沢文庫までの増結車として1525Fが組み込まれ12両編成がで運行されたようです。通常大師線で活躍していた新町検車区に配置される4両編成となり快速特急で京急久里浜に到着後久里浜工場に入場、結果的に廃車回送を兼ねたラストランとなったようです。ファインテック久里浜工場に留置されてると言う事なので行って見る事にします。いつも訪れる時は横浜方面から京急線を利用して京急久里浜を目指していきますが、今回は横須賀からJR横須賀線で久里浜に向かう事にします。でもその前に横須賀駅周辺を少し散策するとこの周辺で普段見る事が出来ない車両が構内に留置されています。横須賀線はE217系やE235系1000番台が活躍中となりますが、確認出来たのは国鉄型特急車両、東大宮センターに所属する185系200番台B6編成6両です。団体専用臨時列車として周辺の観光地である鎌倉にやってきたのではないかと予想、団体ツアー参加者は鎌倉を観光中かと思います。終了するとまた乗って帰ると思われますので一時的に留め置く事が出来る横須賀駅に車両側面行き先方向幕は回送としてパンタグラフを下げ留置されているようです。185系を見るのは程々にして久里浜行きの列車がタイミング良く列車がやってきたので乗車します。E235系1000番台4両の付属編成に10分程度の乗車で久里浜に到着です。北久里浜駅方面に20分程度歩いていくと久里浜工場が位置するので先を急ぎます。京急1500形と言えば譲渡を期待していた車両です。しかし、2022年頃から廃車解体が加速して次々に数を減らしていってます。いろいろ考えながらしばらく歩くと以前から何度も様子を見に来ていた場所に到着です。工場外れの車両解体が行われるところですが、一通り様子を見ると異変を感じられます。解体方式は高圧ガスと酸素を使った溶断、徹底的に内装解体が行われ時間をかけて解体、最終的に車両は輪切りな様な状態で搬出されます。しかし、解体現場となっていた場所は綺麗さっぱり片付いて何も無くなっています。保線関連車両がたくさん留置されてる反対方向、無架線地帯を見ると1500形を確認する事が出来ます。先頭車両の1501には張り紙を確認、床下車内全ての部品取り外し禁止と書かれています。久しぶりに訪れたので様子が良くわかりません、一番奥から見ていく事にします。1000形8両編成の1089Fが通電中の他、編成をバラされてる車両を確認出来ますが、内陸部となるので外からではなんの車両かよくわかりませんでした。その他に1500形、8両編成の1707Fを確認、今回廃車回送となった鋼製車ではありません。以前訪れた際に確認する事が出来た800形や2000形の姿はなくなっています。一部の車両は解体されたものの留置されていた車両は保存用とも聞いていますので行方が気になります。そして京急車両最古参の形式となっている1500形は昨年度より廃車が始まっていますが、鋼製車と呼ばれる形態の車両で運用を終了してます。1501Fと1517Fが鋼製車として最後まで残っていた車両となります。1984年度に導入された1501F.1505F.1509F、1986年度に導入された1513Fや1517Fが該当します。鋼製車は最高速度120キロ運転対応の対象にならなかったこともあり大師線を中心に活躍、ラッシュ時の増結車に使用されたりたまに日中の時間帯に本線に姿を見せる運用でした。1517Fを確認する事は出来なかったもののこれで1500形鋼製車がすべて引退した事になります。京急の車両はアルミ車またはステンレス車ですべて120キロ運転に対応してる事になります。また1521Fと1525Fの2編成は界磁チョッパ制御です。1525Fは更新したアルミ車となりますので今回廃車と言われている車両は鋼製車である1501Fと1517Fの8両となっています。今すぐ解体作業が行われる様子はありませんでしたが、年度が変わり新たな動きが出るかも知れません。動きがあればまた来たいと思います。
#京急 #1500形 #横須賀線 #185系
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