Published On Premiered Oct 22, 2023
DWIBS(ドゥイブス)を使った乳がん検診に関する解説の2回目です。
前回の動画では、CTと比較してMRIの特殊性を比べて解説しました。
今回は、DWI(拡散強調像)についてもう少し説明を追加します。
MRIはCTに比べて撮るのが難しく、時間がかかります。
様々な種類(シークエンス)の中でも拡散強調像(DWI)はきれいに撮る(=診断に適した画像を得る)のが難しい手法です。
DWIBSは”DWIを進化させた手法”なので、かなり厳しい品質管理が必要である、ということが理解いただけると思います。
これを踏まえて、次回はドゥイブス乳がん検をご紹介します。
DWIBSを含め、MRIは放射線技師さん、放射線科医、患者さん、そしてMRI装置のいずれもよい状態・適切な条件で行うことで初めて診断に適した良好な画像が得られるという、とてもデリケートな画像検査です。
◎DWIBS法は東海大学の高原太郎先生が考案されたMRIの手法です。
拡散強調像をさらに進化させて、全身を撮影するもので、2017年には「前立腺癌の全身骨転移検索」として行った場合に保険点数が加算されるようになりました。
全身を対象にする検査なので、全身のがん検診として導入している施設もあります。
◎無痛MRI乳がん検診を行っているドゥイブスサーチさんのホームページはこちらから。関連論文も見られます。
https://www.dwibs-search.com/
関連動画
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