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JR日田彦山線は、福岡県北九州市の城野駅から大分県日田市の夜明駅までを結ぶJR九州の鉄道路線でした。
しかし2017年（平成29年）7月、九州北部豪雨により、同路線のうち添田駅から夜明駅までの区間は甚大な被害を受けました。高額な復旧費用のために鉄道としての復旧を断念し、2023年（令和5年）8月に、路盤を活用したバス専用道を一部で走るBRT（バス高速輸送システム）として添田駅～日田駅で再開業しました。それが「日田彦山線BRT（ひこぼしライン）です。
本シリーズでは、バスで再開業した本路線のすべての駅（バス停留所）を訪れ、周囲の様子などをリポートします。

最終回となる今回は、添田の街中にある3つのバス停を紹介します。
塚原駅は、ちょうど添田の建物群が始まるところに位置しており、添田駅まで歩いても15分ほどの距離です。次のバス停留所との間で彦山川を渡りますが、ここに架かっていた第3彦山川橋梁は、2017年九州北部豪雨の際に橋桁損傷、橋脚傾斜の被害を受け、現在では跡形もなく撤去されています。
次の畑川駅は、副駅名に「医院前」とつくように内科医院の敷地内、建物の目の前にバス停があります。日田彦山線BRTの主な利用者層には通院する高齢者がおり、まさにその需要に見合う位置に駅が設けられました。
最後の添田駅は、日田彦山線BRTでは最も重要な駅の一つです。小倉・田川後藤寺方面からやってきた列車がこの駅まで乗り入れ、同じホームの向かい側に日田彦山線BRTのバス車両が発着します。乗り換えには歩いて10秒もかからないくらいですが、ダイヤ上の乗り換え時間は余裕をみて10分設けられています。
動画のタイトルにもなっていますが、このBRTのりばはJR九州バス専用というわけではなく、西鉄バスも乗り入れます。時刻上、列車との乗り継ぎは考慮されていませんが、同じホームで乗り換えることができるようになっているのです。このバスは「めんべい添田町工場」から、添田駅を経由して田川市の西鉄後藤寺まで向かいます。しかし、添田駅から後藤寺までは日田彦山線の鉄道とほぼ同じところを走るのであまり乗り換える人はいないかもしれません。

0:00　塚原駅（つかはら）
1:07　塚原→畑川（医院前）
2:12　畑川（医院前）駅（はたがわ）
3:03　畑川（医院前）→添田
4:00　添田駅（そえだ）

この動画では、フリー動画サイト「DOVA Syndrome」からダウンロードした以下のBGMを利用しています。（作曲家名は敬称略）

World Heritage　作曲：雨宮
https://dova-s.jp/bgm/play3881.html

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