イチバン 「日本でイチバン売れている!トイレットペーパー工場」
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 Published On Aug 24, 2023

日本でイチバン売れているトイレットペーパーの製造工場が空知の赤平市にあります。そこには迫力満点の光景が広がっていました。

 やってきたのは、札幌から車でおよそ1時間半のところにある赤平市。

 HTB藤澤達弥アナウンサー:「のどかな場所にあるこちらの工場。入口にはエリエールペーパー株式会社とあります。あのおなじみのエリエールです。早速中に入ってみます」

 この赤平工場ではティッシュペーパーやキッチンタオルなど、30種類以上の紙製品を製造しています。

 中でもエリエールブランドのトイレットペーパーは、21年連続国内で売り上げナンバー1を誇る大人気商品です。

 藤澤アナ:「トイレットペーパーはこちらの工場1日でどれくらいの量を作られるんですか?」

 エリエールペーパー赤平工場 佐藤正敏さん:「12ロールのパックで約2万パックを1日で作っております」

 藤澤アナ:「2万パック。全然量が多すぎてピンとこないですけど」

 2万パックを1ロール55mで距離に換算してみると、実に札幌からアフリカのジンバブエまで届く長さのトイレットペーパーを、1日で作っている計算になります。

 そんな膨大な量のトイレットペーパーは一体どのように作られているのでしょうか?普段は見ることができない、工場内を案内してもらうことに。

 エリエールペーパー赤平工場 佐藤正敏さん:「こちらが原料のパルプというものになります」

 藤澤アナ:「ちょっと真っ白じゃないんですよね。少しベージュというかホワイトというか色がついていて。ちょっと触ってみます。あっ、硬い。硬いですね。たぶんこれで鼻かんだりとか絶対に無理。パルプはどんなものから作られているんですか?」

 佐藤さん:「針葉樹と広葉樹2種類の木から作っているんですが、針葉樹の方が繊維が長くて丈夫な紙になる。広葉樹が繊維が短くてきめ細かな紙になっていく。それをブレンドしてティッシュペーパーやトイレットペーパーに仕上げていきます」

 ベルトコンベヤーにのせられたパルプが「パルパー」と呼ばれる機械に次々と入れられていきます。

 佐藤さん:「パルプを水に溶かして、トイレットペーパーに適した品質となるように、薬品を配合したり原料の濃度を調整する工程になります」

 こちらがパルプを水に溶かして薬品を配合した、紙になる一歩手前の状態。

 藤澤アナ:「なんか大根おろしみたい。
しっかり指入れないとずぼっといかないぐらい弾力がある。何これ」

 このドロドロした液体が、この後一瞬にして「驚きの姿」に変貌を遂げます。

 藤澤アナ:「ああ、すごい巨大なトイレットペーパーですか。紙が高速回転しています。ものすごい速さです。あの状態からどうやってこうなるんですか?」

 佐藤さん:「ドライヤーと呼ばれる乾燥装置で原料を乾かして、紙にしております」

 藤澤アナ:「この形になるのにどのくらいかかるんですか?」

 佐藤さん:「ドライヤーからだと数秒です」

 藤澤アナ:「数秒!」

 出来上がった巨大なトイレットペーパーは、クレーンで運ばれ作業員が触って品質をチェックします。

 藤澤アナ:「薄いカーテンのように感じますね。質感のしっかりした布のような印象を受けます」

 藤澤アナも特別できたてほやほやの紙に触らせてもらえることに。

 藤澤アナ:「あっ、ほんのり温かい。すごい気持ちいいです。4万5000mって書いてますけど4万5000mあるんですか?これが?」

 佐藤さん:「そうです」

 藤澤アナ:「いやもう何ロールなのかわからないですね」

そしていよいよ最終工程へこの巨大なロールをトイレットペーパーの太さに巻き直します。

藤澤アナ「ああ、すごいですね。大量のトイレットペーパーが天井近くまで並んでいます。長いですね」

 佐藤さん:「通常のトイレットペーパーの20ロール分の幅になっております」

 この段階で「香り」もつけられているそうです。

 佐藤さん:「香りは紙に直接つけているのではなくてトイレットペーパーの芯の方についております。回す時に芯がコロコロとなるので、それで香りがふんわりという感じです」

 藤澤アナ:「そういうことですか。
てっきり紙についていると思っていたので」

 佐藤さん:「ではないですね」

 藤澤アナ:「すごい、知らなかった」

 最後にカッターで切ってトイレットペーパーの完成です

 藤澤アナ:「結構端材というか余る部分も出るんですね」

 佐藤さん:「両端は切り落としていますので。そちらの方は原料に戻して再利用しております」

 現在およそ70人が働き、365日24時間稼働しているこの工場。

 そもそも一体なぜ赤平市で生産を始めたのでしょうか?

 佐藤さん:「地元の経済振興を目的として企業誘致されまして」

 かつて炭鉱で栄えていた赤平市。閉山していく炭鉱にかわる産業になればと、市は企業誘致に乗り出しました。

 その結果大手カバンメーカー・エースのスーツケース工場など、およそ40社が進出。

 この工場も1990年から操業を始めました。

 ちなみに赤平市のふるさと納税額は、昨年度およそ14億円と過去最高に。エリエール製品は、寄付額のおよそ8割を占めるイチバン人気の返礼品となっていて、マチの活性化にも貢献しています。

 佐藤さん:「品質を重視して製造活動を行っていますので、ぜひいろいろな機会で使っていただきたいなと思っています」

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