六代目 笑福亭 松喬 / 松鶴噺
六代目 笑福亭松喬 落語公式チャンネル 六代目 笑福亭松喬 落語公式チャンネル
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 Published On Feb 19, 2022

今日の六代目笑福亭 松喬YouTube落語公式チャンネルの出し物は、こんなんもありだと思い「松鶴噺」を聞いていただきます。

「てなもんや三度笠」で最高視聴率64.3%をあげ
「花王お笑い劇場」「ズームイン朝」など多くの番組を手がけてこられた澤田隆二さんは、昨年5月お亡くなりになりました。

澤田さんは、1970年大阪万博の時 あるパビリオンのプロデュースをされました。

オーディションで選ばれたレポーター役の松喬さんが、種子島に万博期間中常駐し 毎日種子島と大阪万博のパビリオンを結んで生中継をしていたのです。

今では当たり前のライブ中継が、当時は画期的と言われた技術だったのです。

その後
澤田さんは、拠点を東京に移されご活躍、
残念なことに松喬さんとの接点がなかったのですが

私が、澤田さんとご縁ができ あるパーティで「松喬の嫁です」とご挨拶すると
「松喬くん 今どうしてるの?」の話から
三人で会う事になり

それがきっかけで
松喬さんの落語をとても気に入ってくださった澤田隆二さんが、松喬落語のCD DVD発売のプロデュース。

そして今日お聞きいただく東京での独演会の企画
立川談志師匠のゲスト出演交渉 打ち上げ会場設定まで全てして下さいました。

当日、開口一番「松鶴噺」の後 登場される談志師匠の落語を 何せ生まれて初めて聞く私は、とっても楽しみにしていたのですが
落語の寄せ集め パロディのような物で 客席の落語通の方は、大喜びでしたが、私には、その値打ちが分からず、情けなく 悲しかったことを覚えています。

ただ今思うと
松喬さんのその日のトリ根多「らくだ」の前の演目として
普通に一席するより
東京では、あまり知られていない松喬さんの事を
紹介しつつ「落語あれこれ」を演じた方がいいとの
談志師匠の有難いお考えからなさったことだと思い今更ながら

会を企画してくださった澤田隆二さん
ゲスト出演して下さった立川談志師匠には、感謝の気持ちでいっぱいです。

その日の打ち上げは
気分も上々
飲むほどに酔うほどに
「落語はイリュージョン」「二流は、一流になれない」などなど談志師匠の持論が展開し 参加者一同 私も楽しませていただきました。

とにかくお二人とも優しいお方。良く
「良い人は、早く亡くなられる」なんて言われますが
その通り。

松喬さんと松鶴師匠 の親子会に談志師匠がゲストで一席 なんて落語会が、
澤田隆二さんの企画で
彼岸であったりして・・・

「親子会を楽しめる日が、いつか私にもきっと来る」それまでは
此岸で、YouTube配信続けようっと。

六代目笑福亭 松喬
落語公式チャンネル
今回の演目は
「松鶴噺」

2003年11月13日
新宿 紀伊國屋ホール
笑福亭 松喬独演会より
開口一番の舞台をお楽しみください。

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