日本の温泉の古代史!三大古湯を文献で紐解く旅
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 Published On Sep 26, 2024

こんにちは、むらくも歴史チャンネルです。

みなさん、好きな温泉はありますか?

私は、長島、蔵王、草津、山中、熱海温泉でしょうか。

最近は訪れていないので、また行きたいですね。

このチャンネルでは日本古代史について発信しています。

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■全国にある温泉の概要

温泉は、日本列島にやって来た人たちがいつ頃利用し始めたのか、考古学の観点からも分かっていません。

とはいえ、縄文時代、日本各地で利用されてきた自然の恩恵であることは推定できます。

日本列島は、プレートの境界に位置するため地殻変動が頻繁で、火山や地熱活動が盛んな地域です。

こうした火山活動によって地下水が温められ、温泉が各地に湧き出しています。

古代の人々は、これを「神の恵み」として崇め、祭祀や治癒のために活用していました。

温泉は、単に身体を清めるための場所ではなく、神聖な場所としての役割も果たしていたのです。

■縄文時代の温泉利用

縄文時代には、温泉が人々の生活に密接に結びついていたと考えられています。

諏訪湖畔で湯垢だらけの遺跡が発見されました。

爪形文の土器片や、局部磨製石斧などが発掘されており、それらに湯垢らしいものがこびりついていました。

諏訪湖東岸は、現在の上諏訪温泉が存在し、泉質は硫黄泉と単純温泉となっていて縄文人が温泉に入っていたとみられています。

日本全国にある古代遺跡には、温泉の近くに存在するものも少なくありません。

縄文時代の遺跡では、大湯遺跡(秋田県鹿角市)、上之段遺跡(長野県茅野市)、川頭(こうがしら)遺跡(長崎県諫早市)などがあります。

また、弥生時代では九重遺跡(島根県安来市)、釜ノ口遺跡(愛媛県松山市)など、古代人が温泉と関わって暮らしていたことが想像されています。

現代でも、「縄文の湯」を謳った温泉施設が各地にあることからも、縄文時代から温泉は利用されていたことが推測できるのです。

■古代日本における温泉の宗教的役割

古代の日本人にとって、温泉は「浄化」の場としても重要視されていました。

温泉の湯は、神聖な力を宿すものとされ、身体と精神を清めるために利用されていました。

特に山間部や川沿いの温泉地は、古くから宗教的な祭祀の場としても機能していました。


【目次】

00:00 スタート
01:28 縄文時代の温泉利用
02:51 古代日本における温泉の宗教的役割
04:14 日本各地に広がる温泉地
05:57 文献にある温泉
07:20 出雲国風土記
08:13 道後温泉
09:08 玉造温泉
10:00 白浜温泉
12:27 空海の温泉は高野聖が広めたもの
14:01 まとめ


日本古代史の謎を紐解き、すこしでも本来の日本建国の姿を再現できればと思い、ご紹介させていただきました

このチャンネルでは、独自の視点から見た歴史、科学について発信しています

この動画は下記の音声読み上げソフト、画像、動画、音楽を使用しています。
・Wikipedia
・Adobe stock
・YouTube オーディオライブラリ
・VOICEPEAK

【参考書籍】
・『日本書紀上下』宇治谷孟 著 講談社学術文庫
・『古事記上中下』次田真幸 著 講談社学術文庫
・『現代語 古事記』竹田恒泰 学研
・『記紀以前の資料による古代日本正史』原田常治 著
・『古代日本神話の考古学』関裕二 著
・『温泉の日本史』石川理夫 著 中公新書

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