叙情歌の代表作の一つ「浜辺の歌」を篳篥（ひちりき）と笙（しょう）で。
この動画は演奏だけですが、これら叙情歌は歌詞がとてもいいのです。とても美しい日本語を感じることができます。
それなのに現代ではこれらの叙情歌は音楽の教科書から国の方針で削除されているそうなのです。理由は「言葉が難しくて子供にはわかりにくいから」という極めてお粗末な考え方からのようです。
このような歌を通して日本語の美しさや表現の深さ、日本人の情緒などを学ぶことが大切であろうに、とても残念なことです。
またこれらの歌は世代を超えて情景や心情を共有することができる。つまりおじいちゃんやおばあちゃんと孫が一緒に歌えたりできるものであったのに、そのような状況も削除されつつあるのが寂しいです。

この曲はアルバム「日本の歌」（ユニバーサルレコード）にも収録されています。