2018中心市街地探訪113・・埼玉県東松山市
静岡発!地方再生論 静岡発!地方再生論
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 Published On Jun 6, 2018

埼玉県の中央に位置し、面積65.35㎢、人口は90,146人(2018.2.1)。鎌倉時代から戦国時代までは松山城の城下町、江戸時代には日光脇往還の宿場町、幕末は前橋藩の陣屋町として栄えた。明治4年の廃藩置県で入間県の管轄となり、その後、熊谷県、明治9年には埼玉県に編入され、明治22年(1889年)の町村制施行で比企郡松山町が成立した。大正12年(1923年)には東武東上線の前身である東上鉄道が武州松山まで延伸され、東京と東松山が鉄道で結ばれた。昭和29年(1954年)には、近隣4村と合併して人口36,963人(1954.7.1)の東松山市が誕生し、埼玉県下12番目の市制を施行した。高度成長期以降は東京のベッドタウンとしても発展し、東洋経済新報社の「住みよさランキング(2017年版)」では埼玉県内1位の評価を得ている。
静岡県からのアクセスは、東海道新幹線で東京まで行き、山手線内回りに乗り換え池袋へ、さらに東武東上線の快速急行に乗り換え池袋から東松山まで45分。
中心市街地は、東武東松山駅の東口周辺から東松山市役所の南側付近までのエリア。
古くは松山城の城下町であり、その廃城後は城下町から陣屋町へと役割が変わったが、比企郡の政治の中心地としては変わらず、鉄道開業後は街の中心が西へ南へと移動し、現在の中心市街地の原型となった。駅前にあった食料品を扱う大型ディスカウントストアが閉店し、中心市街地の一角が食料品調達の空白地域となることが懸念される。しかしながら70年近く営業している地元百貨店は存在し、その百貨店こそ地方の中心市街地そのものとも言える。広域で戦っているチェーンストアは、その業績により出店も撤退も繰り返されるわけだが、地元を限定している百貨店は、その業態が今の時代に合うかどうかという問題ではなく、細く永く営業していくという傾向がある。やはり街の中心は必要だ。全国的にも百貨店の閉店が目立つが、地域に根ざした地方の百貨店は本当にありがたい存在だと思った。

【東武東松山駅】02:29
東武東上線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は14,876人(2015年度)。駅は地上駅の橋上駅舎で、1階がホーム、2階に改札口や切符売り場などの駅施設があり、東西自由通路が東口と西口を結び、その東口側にはコンビニエンスストアと東松山市ステーションビルがある。西口を出ると、タクシーと一般乗降用のロータリーがあり、周辺には飲食店や不動産業の店舗などが点在していた。表玄関である東口の駅ビルを挟んで南側には路線バスとタクシー乗り場、北側は一般乗降用の広場となっている。駅周辺には都市銀行の支店やファッションセンターしまむらのほか、東松山名物の味噌だれ焼き鳥の店もあった。

【東松山市ステーションビル】03:12
地上2階建ての駅ビルで、2008年6月にオープンした。自由通路から続く2階には観光案内所やカフェ、1階には交番とバスの定期売り場などが入っている。

【箭弓稲荷神社】04:04
和銅5年(712年)に創建され、現在の社殿は享保3年(1718年)に建造された。平安時代中期、下総国の城主「平忠常」が大軍を率いて武蔵国に押し寄せてきたため討伐に当たった「源頼信」は、武蔵国比企郡松山野久ヶ原に本陣を張った。そこで一泊した際に神社に詣でて、太刀一振と馬一頭を奉納すると白羽の矢のような雲が敵陣に飛び込んだのを見て、それを神様のお告げと感じ直ちに敵陣に攻め込んだ。三日三晩の戦いで勝利した頼信は、立派な社殿を再建し、箭弓稲荷大明神と称えたと伝えられている。

【東松山ぼたん園】04:59
約6,900株のぼたん(4月下旬から5月上旬が見頃)が植栽されている庭園で、市の花であるぼたんの普及活動の一環として、1990年に開園した。

【ぼたん通り商店会】06:09
南北約280m続く商店街で、居酒屋や大手外食チェーン店などの飲食店を中心に、各種専門店やビジネスホテルもある。

【まるひろ通り商店会】06:38
南北約380m続く商店街で、丸広百貨店東松山店があるほか商店が点在している。

【丸広百貨店東松山店】06:54
店舗面積9,880㎡、地下1階から地上5階までを営業フロアとする百貨店で、昭和29年(1954年)7月にオープンした。

【松葉町商栄会】08:15

【一番街】08:42

【東松山市総合会館】09:07

【東松山市役所】09:16

【東松山市商工会】09:24

【ザ・プライス東松山店跡地】07:42
店舗面積2,066㎡のイトーヨーカ堂が運営するディスカウントストアだったが、2016年10月末に閉店した。当初はイトーヨーカドー東松山店として1977年6月にオープンし、2009年にはザ・プライスに業態転換した。現時点(2018年2月)では建物は解体され、更地の状態となっている。

【東松山税務署】09:31

【下沼公園】09:39

【東松山市立図書館】10:01

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