ハーフトラック公道 International M9A1 Half-Track
Motoaki Yamazaki Motoaki Yamazaki
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 Published On May 26, 2021

大戦中のハーフトラックを、日本で登録して公道を走行するプロジェクト。
M系ハーフトラックが現存する可能性は、米国だけではなくヨーロッパにもある。
世界のどこかで売り物があれば調査するわけだが、その範囲はあまりにも広い。
現物の調査買い付け、現地の陸送、輸出許可、船会社との交渉、日本の通関、最後に日本の車検など、乗り越えるべき高いハードルはいくつもある。
そのいずれかで不備があれば、費やした資金も努力も全て鉄屑と化すことになる。
5年にわたる情報収集から、すべての条件を満たす可能性のある車両を発見したのが、2019年4月。
場所は米国某所。
産業安全保障局と米国国防総省とのやり取りが続き、輸出申請の許可が下りたのが2019年6月。
予想通り、通常の車両購入と比べ、US税関及び国防総省/経済産業省から、出荷に関しての細かな指示が出されました。
一つでも書類不備、条件に見合っていない項目があると審査対象となり、対象期間は対象物を差し押さえ処置となります。
2回に渡っての車両確認、司法書士立会いの下での書類作成、お国が相手の慎重な作業が続き、米国内陸送とUS税関の通過が行われたのが2019年9月。
横浜のコンテナヤードで車両を確認したのは2019年10月末。
日本の通関作業開始は2019年11月だが、そこから延々とやり取りと膨大な書類作成、ひと時も気が抜けない状態が続く。
通関を終えて正式に日本の地を踏んだのは、2020年5月。
その後は登録のための改善作業が続き、予備検査証の取得が2020年10月。
大阪に輸送し、2020年11月24日に正式なナンバープレートを取得しました。
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さて、日本でナンバーを取得しているM系ハーフトラックは、この1台のみです。(当方調べ)
輸入手続きや車検取得に関しても、正々堂々真正面からの突破を前提に、調査を重ね実行してきたプロジェクトです。
他にチャレンジする人はいないと思いますが、世界が戦争状態の今、もう同じことをやっても通関を成功する事は難しいと考えられます。
すべての条件を満たす可能性のある車両を発見するのに5年を費やしたのは、大きな意味がありますし、社会情勢の変化などで出される通達により、輸入規制が急に変更される場合もあります。
過去の成功事例は「前例」ではなく、同種の車両でも1台1台に誕生の歴史や経歴、現在の法的状況が異なる上に、現在進行形の社会情勢が加わり、チャレンジの成功確率が決まります。
成功確率が90%ならGOですし、70%なら保留調査、60%なら時間とお金を溝に捨てるようなものです。

この車両は、劇用車として貸し出すことが可能です。
購入希望に関しましても、お問い合わせください。
程度の良いマクラーレン、その他スーパースポーツとの交換もご相談ください。
  / zakisfarm  

#ハーフトラック
#装甲車
#公道

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