Published On Oct 28, 2017
東京モーターショー2017にて。芸術品のような1台でした。
このVISION COUPEの見どころの一つは、ボディサイドを流れる陰影という、おそらくマツダだけが得意としている表現様式です。コンセプトカーであっても、これだけ光の動きをコントロールできるのはマツダくらいだと思います。
このVISION COUPEは一見すると抑揚は控えめで、ボディサイドにもこれ見よがしのキャラクターラインなど走っていません。しかし、物凄くシンプルに見えるのものの、とても余韻があるデザインです。
その余韻を支えているのがボディサイドに映り込む陰影で、前回モーターショーのRXビジョン(RX-VISION)同様、コンセプトに沿った陰影の流れが表現されています。
そのため、今回の陰影は前回のRXビジョンと同じようには走っていません。サイドアウトレット目がけて走る陰影ですが、RXビジョンはスポーツモデルだったので重心を下げつつ締まった流れで走っており、今回の流れにはもっと優雅さがあります。前回( • Mazda RX-VISION ロータリーコンセプトカー 2015年東京モ... )と見比べるとその陰影の違いは一目瞭然です。
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