【ソ連音楽】勲章は売っていない
Иван Махмудович Владимиров Иван Махмудович Владимиров
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 Published On Aug 26, 2019

そゔぃえとぉ^~(挨拶)

今回はソ連時代末期の「兵隊ソング」といったところだろうか。
アフガニスタン戦争を経験し帰還した兵士が、その勲章と日焼けを見た老婆に誹りを受けるという内容。
当時はアフガニスタン戦争につき報道規制が敷かれており、帰還兵を見て彼がアフガン帰りだとは予想もつかなかったという事情があるようです。
アフガン帰りである作詞者本人も同様の中傷を受けたほか、日焼けした帰還兵を見て「遊んで帰ってきた」と眉を顰める独ソ戦経験者が多かったとのこと。
本動画では作詞・作曲者本人による弾き語り風の音源を採用しているが、兵士の間でよく歌われたため様々なバージョンが存在する。

歌詞について
「前線を生き抜いた」:原語では фронтовые(前線の)。фронт(前線)の形容詞形で、ここでは独ソ戦のこと。
「白髪」:седины。日本語では「白髪」ですがロシア語では灰色と認識されているようで、сседины自体もседой(灰色) に由来するほか、文脈によっては седой(灰色の) という言葉が「白髪」を意味することもあります。この歌に限らず、歳月を経たり、歳を取ったりすることを「白髪」で表現することがあるらしく、老人や経験を積んだ人の代名詞的な使われ方をするゾ
ナナカマド:ロシア語ではрябина。バラ科の植物で、日本では山地を主に日本中で見られるほか、特に北海道や東北では街路樹として植えられていることも。欧州ではセイヨウナナカマドという別種が一般的。針葉樹であるが、非常に赤い実をつける。歌詞中ではこの赤い実が、血の赤色に例えられている。
MiG:ミグ。ソ連時代にアルメニア人ミコヤン(Միկոյան/Микоян/Mikoyan)とグレヴィチ(Гуревич/Gurevich)を中心に設立された航空機設計局で、戦闘機自体の名称としてもつかわれる。著名なものとして冷戦期に活躍したMiG-21, MiG23などがある。現行最新機はMiG-35。「ミコヤンとグレヴィチ(Микоян и Гревич)の航空設計局」であることから МиГ(MiG) の名がついている。現在は公企業化されている。歌詞中では МиГи となっているが、最後の -и は複数形語尾である。

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