【講師】特許業務法人 藤本パートナーズ　特許部　弁理士　道慶一豊

　我々弁理士は、特許出願の戦略について日常的にクライアント側の知財担当者 と話し合いを行います。
当然ながら、有効な戦略を立てるためには、発明者の意見や発明者が保有してい るデータなどの技術情報が重要になります。
よって、発明者から必要な情報を引き出すことは、知財担当者の重要な業務の一 つであると言えます。
　しかし、これまでの経験上、知財担当者の要望が発明者に十分に伝わらずに意図した情報が得られず、出願戦略を立てる際にスムーズに進まない事態が度々見受けられました。知財担当者は文字通り知財を専門にしている一方で、発明者は研究開発業務を専門にしているため、それぞれ特許出願のための知識に差があることは当然ですが、この差によって知財部員と発明者との円滑なコミュニケーションが害されることは、好ましい状況ではないと思われます。
　本セミナーは、このような状況を解消し、知財担当者が発明者に知っておいて欲しいと考えられる特許出願のための基礎知識の習得を目的としています。

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