Published On Mar 26, 2022
昭和55年10月山田美喜子師(筑前琵琶)の第二回リサイタルで委嘱初演された曲です。その時のプログラムに作曲者の次の言葉が残されています。「新しく作曲した仲秋詩抄は、私が琵琶という楽器を正面から取り上げた最初の作品である。琵琶、尺八、十七絃のひびきを借りて、秋の竹林に私の幻想は、笹の葉ずれのかそけきひびきや、一滴のしずくのしたたり、やがてそれが大きな炎の波となって燃え上がる餐げの時、野が叫び、吹き抜ける風…やがて寂寞がしのびより清澄で単純な終結…遠ざかりゆくかりそめの想い…。琵琶の持つしなやかな音色から強力な高揚に至る表情の広さに大いに期待している。」(昭和55年9月作曲)#japanesemusic #琵琶 #箏
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