平成30年7月豪雨（へいせい30ねん7がつごうう）とは、
2018年（平成30年）6月28日から7月9日にかけて、西日本を中心に全国的に広い範囲で記録された、台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨である。

6月29日に発生した台風7号は太平洋高気圧の外側を回り込むように7月4日にかけて東シナ海から日本海上に抜けたが、
太平洋高気圧の影響で梅雨前線が7月2日から5日頃に北海道に停滞し、広範囲で雨量が7月の月降水量の平年値を超えるなどした。

暫定公表された観測データによれば、
6月28日から7月8日9時までの総降水量は、四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリ、九州北部地方で900ミリ、近畿地方で600ミリ、中国地方で500ミリを超える場所が出るなど、7月の月間降水量平年値の2倍から4倍を超える大雨となった。
また、東海、近畿、中国、四国、九州北部の各地方において、多数の地点で24時間、48時間、72時間降水量が観測史上最大の記録を更新した。

岐阜県郡上市ひるがの： 1214.5mm
京都市福知山市坂浦： 594.5mm
兵庫県篠山市後川： 617.0mm
岡山県苫田郡鏡野町恩原： 565.5mm
広島県山県郡安芸太田町内黒山： 570.5mm
広島県広島市： 519.5mm
広島県福山市： 424.0mm
広島県呉市： 517.5mm
広島県三原市本郷町： 521.5mm
鳥取県八頭郡智頭町智頭： 537.0mm
愛媛県西条市成就社： 965.5mm
鳥取県八頭郡智頭町智頭： 537.0mm
愛媛県西条市成就社： 965.5mm
高知県安芸郡馬路村魚梁瀬： 1852.5mm
福岡県福岡市早良区早良脇山： 859.0mm
佐賀県佐賀市北山： 904.5mm
長崎県雲仙市雲仙岳： 697.5mm
長野県王滝村御嶽山： 1111.5mm
徳島県那賀町木頭： 1365.5mm

西日本の広い範囲で、川の氾濫や洪水、土砂災害などの被害が起こっている。
7月10日13時45分までの総務省消防庁の集計によると、13府県で死者127人、行方不明者33人にのぼり、特に死者数が多かったのは広島県（48人）、岡山県（36人）、愛媛県（25人）の3県となっている。

【Wikipediaより抜粋】