埼玉県小川町中爪の天台宗・普光寺は、正月三日に元三大師の法要を行い、希望者は火渡り護摩修行を経験する事ができる。心頭滅却しなくても、一般の方が安全に火渡り修行を行う事ができるように配慮されている。
埼玉県小川町村おこし 埼玉県小川町村おこし
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 Published On Jan 3, 2024

元三大師は比叡山の高僧であり、荒廃していた比叡山の諸堂を復興させた、比叡山の中興の
祖である。
歴史が深い様々事象には、必ず中興の祖という人が現れて、再建し現在に伝えて来た。
何時の時代も、繫栄安定の期間は長く続かない事を意味する単語が、中興の祖である。
中興の祖が現れないと、消えて行く。

元三大師は、おみくじの創始者である。
比叡山・横川の元三大師堂の前にその碑がある。
5年程前に参拝した事があったが、気が付かなかった。
そもそも興味がなかったと言う事である。

大師が正月三日に入滅したので、元三大師の法名に成ったとの事である。
生きている時は違う名前の法名がついていたと推測される。

元三大師と言えば、角大師の魔よけの札である。
我が家の玄関にも貼ってある。
平安時代、元三大師が鬼の姿になり、病魔を退散させた時の姿を映し取ったものである。
私たちも、コロナ禍により、疫病なるものを実体験してしまった。
鬼になっても、解決の糸口さえも見えない日々が続いた。

家の玄関に貼ってある角大師の魔よけの札に、存在感を感じた数年である。
最近は、正月三日は元三大師に感謝する日であると考えています。
禍という文字に新しさを感じていたが、いつの間にか生活の中の漢字になって
しまった。

<以上>

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