加納木魂 100号 杉 640㎜
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 Published On Jun 18, 2024

名古屋の名工、加納木魂氏の最後の1本になるかもしれない100号杉ハカランダ640㎜が、180号杉ハカランダと共に同時入荷致しました。今年の2月に満85歳を迎え、体力的に厳しい状況になってきている加納さん、過去に製作された楽器が何本かは残っていますが、新作は今後期待できないかも知れません。
今回は弦長640㎜、ナット幅51㎜、弦幅41.5㎜で注文しました。従来の加納ギター640㎜はナット幅と弦幅は標準サイズ(650㎜)と同じ規格でしたが、少しでも弾き易くなるように特注いたしました。
また、従来の加納さんの杉モデルはかなり締まり感があり、杉らしさをあまり感じさせないクリアな音の傾向が強かったのですが、今回の2本は杉らしい、やわらかく、温かみのあるふくよかな響きがしています。
低音から高音までのバランスも抜群で音の凸凹がなく、気持ちよく演奏できます。
ただ、この楽器は製作過程に付いた小さな打痕が下駒下部にあり、それをカバーするためにか糸巻きが最高級のイタリアの“”EXAGON” Tunerが付いています。これはロジャースに匹敵する高評価を得ている糸巻きで、加納さん曰くロジャースより高かったという代物。あの小さな打痕をカバーするために使うのはもったいない程の代物です。

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