【物流の2024年問題】トラックから「モーダルシフト」は進んでいるのか? 鉄道輸送の現場を取材
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 Published On Apr 16, 2024

今月から始まった物流の2024年問題。
持続可能な物流の実現へ輸送手段を転換するモーダルシフトは進んでいるのでしょうか。
注目される鉄道輸送の現場を取材しました。

マツダスタジアムすぐそばにあるJR貨物の「広島貨物ターミナル駅」。

【野川アナ】
「3つコンテナ載っていますね。最前線なんだなという感じがしますね」

東西およそ1.9キロに延びる駅はマツダスタジアム6個分の大きさ。
24時間態勢で中国地方の”ハブ機能”を持ち1日およそ650個のコンテナを扱っています。

【野川アナ】
「列車がやってきました。JR貨物のコンテナ、その後ろには通運会社の専用のコンテナなどいろいろなコンテナを積んで入ってきます。結構ぎっしり積んでありますね」

今月からトラックドライバーの時間外労働が上限規制され『物流の停滞』が懸念されている2024年問題。
貨物列車は一度に最大26両編成でき一度に輸送できる量が10トントラック「65台分」に相当します。去年秋には斎藤国土交通大臣も視察に訪れるなど、不足するトラック輸送の”受け皿”として期待されています。
トラックからの輸送手段の転換=モーダルシフトは進んでいるのでしょうか?

【JR貨物広島支店・吉田真也支店長】
「まだまだ実際は増えていないがお問い合わせはいただいておりますのでこれからかなと思っている」
Q:問い合わせは増えているが導入というところまではまだ繋がっていない?
「そうですね、トラック事業者もいろいろと工夫をなさっていると思うし、やはりまだ様子見というところもあるんじゃないかなと思っているので引き続きアピールは続けていきたい」
Q:2024年問題が顕在化し導入したい企業が増えてきた場合対応は可能?
「まだ輸送力はあるのでぜひお声がけいただければと思う」

(スタジオ)
鉄道でのコンテナ輸送は冷凍食品も運べますし、液体薬品などありとあらゆるものが運べるという特徴があります。
環境負荷の観点からもトラックと比べてCO2の排出量が11分の1とかなり少ない。人手不足解消だけでない効果を生むと期待されています。
ただ、匹田さん、なかなか鉄道輸送へのシフトはなかなか進んでいませんね。

【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「JR貨物さんすごく頑張っていますが、民間会社の主導では限界があると感じています。例えば船、日本は国全体が海で囲まれているので船の輸送で有利な部分もあるし、トラックは坂道にも強い。ベストマッチの組み合わせをするべきだと思います。そのときに荷物を積み分けたり、大きいコンテナから細かく分けたりする場所、民間ではなく空港のように官が作って民間が借り受けるような仕組み。10年というスパンで考えていくべきと思います」

トラック、鉄道、さらに航空機、船舶と様々な輸送手段があるわけですが、これらのベストミックスさらには体制の整備というところも急がれていくと思います。
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