豊橋鉄道 渥美線 1500V昇圧【後半】
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 Published On Oct 1, 2013

1997(平成9)年7月2日に架線電圧を600Vから1500Vに昇圧し、全車両を入れ替えた豊橋鉄道渥美線。前日の7月1日まで活躍した600V車はもちろんその後走ることは無かったが、名鉄から譲り受けた28両の7300系もわずか3年ほどで東急7200系を改造した1800系に置き換わっている。後半は1500Vへの昇圧と7300系の活躍を紹介した。短期間の活躍に終わった7300系、かつての様子をご存じの方には懐かしく、かつての状況をご存じない方には目新しく映るのではないだろうか。
 特筆すべきは渥美線の600V車で最新の車両だった1900系。同車はカルダン駆動だったが、昇圧によって吊り掛け駆動の7300系に置き換わった点。およそ本末転倒に感じるが、実際に7300系は2扉クロスシートという高速運転向きの車両であり通勤向きではない。起動加速度も低くラッシュ時には遅延が起きやすいのだ。従って渥美線ではいったん12分ヘッドとした増発ダイヤをのちに元に戻すハメになっている。それが理由なのかは定かでないが、華々しく再デビューを飾った割にはあっという間に置き換えられてしまった7300系。その冷遇さもあって今となってはわびしさを禁じ得ない。
 撮影にあたっては豊橋鉄道本社鉄道事業課の許諾を得ている。渥美線の将来を決める重要な転換時にも関わらず親切にご案内いただき、変電所の切り替えや回送列車の時刻などの情報もいただき、さらに出発式の撮影も快諾いただいた。篤く感謝している。なお夜の映像は暗いカットが多いが、作業の邪魔にならないよう撮影用照明は使用していない。ご理解いただければ幸いだ。
 なお前半では600V車の活躍から最終列車入庫までを紹介している。そちらもぜひご視聴いただきたい。

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