【広島観光】安芸の宮島 千畳閣 | こんな壮大な歴史的建造物 あります
一惺堂 正行 / Masayuki Isseido 一惺堂 正行 / Masayuki Isseido
9 subscribers
56 views
0

 Published On Jun 24, 2024

今回は宮島にある豊国神社(千畳閣)をご紹介したいと思います。
この建物は1587年に豊臣秀吉が戦没者の供養のために建立したもので、畳857枚分の広さがあることから「千畳閣」(せんじょうかく)と呼ばれています。
千畳閣は完成前に秀吉が亡くなってしまったために工事が中断され、そのまま未完成の状態で周りを囲む壁や襖が無い状態のまま現在に至っています。
また、豊国神社の祭神は農民から天下人にまでのし上がった豊臣秀吉であるため、「出世のご利益」や「人間関係の向上」、「幸運招来」のご利益があるとされています。

千畳閣の内部には特大の『しゃもじ』が祀られており、これは宮島がかつて日本一のしゃもじの産地であったことが感じられます。
この『しゃもじ』は『勝利をすくい取る』という意味が込められており、戦勝祈願で奉納されたものだそうです。
千畳閣は、その歴史と文化的な価値から、1996年に世界文化遺産『厳島神社』の構成資産として登録されています。


千畳閣の広い空間は自然の風が通り抜けるため特に夏場は涼しく感じられます。
また、千畳閣からは厳島神社や五重塔を眺めることができ、その景色の美しさも見どころの一つとなっています。


豊臣秀吉は日本の安土桃山時代の武将で天下人として知られています。
秀吉は貧しい出自から織田信長に仕え、その武勇と政治手腕で頭角を顕わし、日本の統一を成し遂げました。
そして宮島にもゆかりのある人物なのです。

秀吉が50歳代のとき、彼は深く宮島と関わってきました。
1587年(天正15年)には大経堂(現在の千畳閣)の建築を始めました。
また、秀吉は朝鮮出兵のとき、必勝・海上安全を祈願していた波切不動明王を奉納しています。
そして、大聖院でたびたび和歌会を開いていました。
豊臣秀吉が宮島と関わりを持ったことがわかる神社や仏像は、今でも宮島内にしっかりと現存しています。
その中には、豊国神社や大聖院などがあります。

豊国神社は、豊臣秀吉公を祀る神社で、明治時代に創建されました。
秀吉公の生誕地であり、地元の人々や全国から訪れる参拝者から崇敬を集めています。
また、豊国神社は出世のご利益や人間関係の向上、幸運招来のご利益があるとされています。
この神社は、大阪市中央区にある豊国神社とは異なり、豊臣秀頼、豊臣秀長も配祀しています。
大聖院は厳島神社の別当寺として祭祀を司り、社僧を統括してきた宮島の総本坊です。
※宮島VOL.1 厳島神社・大鳥居    • 【世界遺産 宮島】厳島神社と日本最大の大鳥居  
※宮島VOL.3 宮島 | 表参道商店街    • 【広島観光】宮島 | 表参道商店街  

show more

Share/Embed