【知らないとダサくなる!後悔なしの外壁材選び】一級建築士 | サンプルに要注意 | 仕上がりイメージを把握する | アクセントとしての選び方 | 外観は3色以内 | ファッションと同じ考え方で
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 Published On Dec 29, 2023

岡山県倉敷市でパッシブ和モダンの注文住宅を手がけている木絆(きずな)。今回は、ネガティブなイメージを持っていたり、選ぶのに迷われていたりするサイディングについての前編。そのようなお悩みをスッキリ解決する内容となっています。家づくりで後悔しないためにも、知っておいていただきたい内容。ぜひ最後までご覧ください。

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<動画チャプター>
00:00 オープニング
00:30 サイディングが苦手な理由
01:58 Point_01_狭い面積で決めない!後悔なしの選び方
03:49 仕上がりイメージを把握するには?
05:12 目地が目立ちにくいのは?
05:54 アクセントとなるサイディングの選び方は?
07:21 Point_02_洋服コーデと同じ!外観は3色以内に
07:51 具体例を解説
09:49 ファッションと同様に考える
10:49 今回のまとめ


<動画の内容>

◆オープニング

今回はサイディングについてです。

サイディングは、ちょっと苦手だったり、選ぶのに悩んだりする方が多いと思うのですが、そんな方々に「選ぶポイントがわかった!」「サイディングを使ってみようかな!」と思っていただける内容になっていますので、どうぞ最後までご覧ください。


◆サイディングが苦手な理由

サイディングは人工的に作られたものなので、味気ないというか、質感がないというか…。大量生産できるのでリーズナブルなのですが、やはり、他人とかぶってしまう。

あとは、サイディングのつなぎ目(目地)がけっこう目立って貼り物感があるので。

お施主様からよく言われるのは、タイルっぽい、石っぽい、木っぽい、けれど本物ではない感じがあるので。

注文住宅なのに普通の家っぽく見えるから。

そんなお悩みをどうやって解決するのか? 3つのポイントをご提案させていただきます。


◆ポイント_01_狭い面積で決めない。後悔なしの選び方

まず1つ目は「狭い範囲で決めない」こと。というのも、サイディングのサンプルは小さくてA5サイズぐらいしかない。これを見て人はどうするかというと、柄を見てしまいます。

こちらのサンプルは、凹凸がすごくあります。横にも縦にも凹凸があって、彫りも深いです。もう一方は、櫛引(くしびき)模様みたいな横ライン。これなら和風で綺麗かな?と、思う方もいるかもしれないですね。

でもどちらにしてもサンプルだけ見ると、模様に注目してしまって、それが好きか嫌いかを感じてしまうと思います。

しかし、実際の建物はこれよりもすごく大きくて、横幅が6~7mくらい、上方向にも7m近くあるケースも。

となると、人間の脳は広い面積全体に同じものが貼られていると、柄に注目する人は少ないです。

だから、サンプルはもっと引いた感じで見てください。部屋の端に並べて、5m以上離れて見ていただくのがいいと思います。そして、どちらかというと、柄より色が好きかどうか?を考えるようにしてみてください。


◆仕上がりイメージをしっかり把握するには?

サンプルは、とても小さくて、これだけで仕上がりイメージを把握するのは難しいです。そこで、試してほしい方法が3つあります。

まず1つ目は、サイディングを置いているショールームに行くこと。かなり大きなサイズのサンプルが見られます。

それでもイメージが湧かない方は、メーカーさんのホームページで施工例を見る。本物の家に貼ってあるのを見る方がイメージは湧きやすいと思うので。

それでもまだ分からない方は、建築専用ソフトで作成した外観のイメージパースを見る。各メーカーからサイディングの画像を提供してもらっていて、それを家のカタチに当てはめることができるので、分かりやすいです。

サンプルをじっと見るよりも、イメージパースを見てもらった方が現物に近い感じで仕上がりが見られるので、ぜひそちらを参考にしてもらえたらと思います。


◆目地が目立ちにくいのは?

のんさんが先ほど言っていましたが、目地がイヤな方も多いと思います。そんな方には、縦横に凹凸ある方が目地は目立ちにくいと思います。

横の線しかないものを選ぶと、目地の縦のラインがピシッと見えてしまいます。「フラットサイディング」という凹凸がないものも最近流行っていますが、それもけっこう目地は目立ちます。

なので、目地が嫌いな人は、こういう凹凸のあるものを選んでください。


◆アクセントとしてサイディングを選ぶには?

たとえば、玄関まわりや凹凸出ている所にアクセントとして貼りたい方もいらっしゃるかと思います。その場合、狭い範囲で貼ることになるので人間の目は柄に注目してしまいます。

なので、よりリアルなサイディングを選んでもらう方がいいと思います。

タイル調がいいなと思っているのなら、本物のタイルっぽいものも出ていますのでそちらを選んでみてください。

こちらの黒ベースのものは、テクスチャーというか表情ではなく、色で勝負するタイプ。

もう一方は、すごくテクスチャーがいいですね。横に貼ってあって、かつ、木が少し欠けた感じもリアルに再現されています。

玄関まわりのアクセントなどには、自分がすごく気に入ったリアルなものをお選びください。

また、サイディングは幅が約3mあるので、3m以内で貼ると縦の目地なしで貼ることもできますので、ぜひ検討してみてください。


◆洋服コーデと同じ。外観の色は3色以内に!

2つ目のポイントは「色は基本的に3色に抑える」です。

たとえば、お洋服を決めるときに色を3色に抑えるのがセオリーですよね?これって、家にも同じことが言えるかと思います。


◆具体例で解説

具体的に、ケイミューさんのホームページからお借りした写真をご覧いただき、解説します。

まず1枚目、素敵なお家ですね。こちらの外壁は、白とダークグレーの2色になっていて、シンプルで素敵な外観なのですが、パッと目が行くのがウッドデッキ。これがアクセントになっています。

あとは、建築用語で「軒天(のきてん)」と言う屋根の裏側にも木を貼っています。これがすごく効かせ色になっています。ポイントは、ウッドデッキと軒天の木の色をちゃんと合わせているところ。そのことにより、使う色を3色に抑えています。

続いて、2枚目。こちらのお家は、外壁は白ベース、アクセントとして、玄関近くにグレーのタイル調の外壁材を貼っています。

ベースはこの2色なのですが、アクセントとしてパッと目がいくのが玄関ポーチの縦格子。ポストが手前にありますが、ここにも木が使われています。

全然違うものにすると、だいぶん印象が変わってしまいますね。あと、玄関ポーチの天井にも木が使われています。

このお宅も、木の色をちゃんと合わせていて、全体として3色に抑えているのがポイントです。


◆ファッションと同様に考える

ファッションもそうですよね? たとえば、白シャツにジーパンといったシンプルな服装だとちょっと普通に見えますよね。そこで、アクセントとして、たとえば、帽子、時計、イヤリング、靴などで差し色を入れるとオリジナリティが出ますよね?

それと全く考え方は一緒で、外壁は基本的にシンプルに。そして、先ほどのウッドデッキや縦格子などで差し色を入れています。

ファッションでも異なる色を入れると、自分のコンプレックスをカバーできるので、非常に重要なポイントですね。

これだと、サイディングの目地感も目立ちにくいかなと思います。


◆今回のまとめ

今回は、小さいスペースで見ないということや、ファッションと同じ様に考えよう!みたいな話になりましたが、じつは、もう1つ重要なポイントがあります。それは、次回の動画でお伝えしたいと思います。

#サイディングでもカッコよく
#女性一級建築士
#後悔なしの外壁材選び

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