【吹奏楽】序曲「春の猟犬」 金聖響&シエナ
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 Published On Mar 6, 2021

金聖響:指揮
シエナ・ウインド・オーケストラ

この曲のインスピレーションをもたらしたのは、イギリスの詩人 アルジャーノン・スウィンバーンの「合唱詩」(Algernon C. Swinburne / CHORUS)である。
56行に亘るこの詩のうち、冒頭だけ以下に抜粋する。

When the hounds of spring are on winter's traces,
The mother of months in meadow or plain
Fills the shadows and windy places
With lisp of leaves and ripple of rain ;
And the brown bright nightingale amorous
In half assuaged for Itylus,
For the Thracian ships and the foreign faces,
The tongueless vigil, and all the pain.

春の猟犬が冬の足跡を辿る頃
月の女神が牧場で草原で
暗がりを、風吹く場所を
葉音、雨音で満たす
恋する褐色のウグイスは
イテュロスと
トラキアの船、異国の徒への
無言の祈り、一切の苦悩を鎮められる

「春という季節の若々しい恋を描いた魔法の絵-それを純粋な音楽で表現しようとして、伝統的な三部形式の序曲の形をとり、この美しい讃歌は誕生した。スウィンバーンによるこの詩の二大要素、即ち”若さあふれる快活さ”と”優しい恋の甘さ”とを、それに相応しいテクスチャーの音楽で描こうとしたものである。」
(作曲者リードのコメント)

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