政治家はどう「戦争」を捉えてきたか? 「戦争を語る言葉」の変遷 御厨貴×東浩紀
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 Published On Feb 19, 2024

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御厨貴×東浩紀「近現代史を訂正する力」※この番組は2023年12月13日に配信されました

 東さんは昨年『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)と『訂正する力』(朝日新書)という二冊の単著を上梓しました。前者のなかでは、静態的な「ポリティカル・コレクトネス」ではなく、“政治的に訂正していく”という「ポリティカル・コレクティング」の重要性が説かれています。

 今年、アメリカやウクライナはじめ欧州各国へ取材に行った東さんは、そこで進行する“記憶の政治”に着目しています。本誌2023年10月号に掲載された「問題作『オッペンハイマー』を観て来た」では、次のように語り、日本には「ナショナル・アイデンティティ」を語り直す力がないことを指摘しています。

「1970年代以降、とくに冷戦崩壊以降、世界中が近現代史の“語り直し”を進めてきました。特に旧ソ連諸国や東欧で強い動きです。ソ連時代にはロシアとウクライナは兄弟国ということになっていた。いまはみなさんご存知のとおりですが、背景には20世紀史の訂正がある。(中略)全世界的に20世紀の歴史、近現代史の語り直しが行われているのです。アメリカの動きもその一部だと考えられます。今回強く感じたのは、日本がこの潮流から大きく取り残されているのではないか、という懸念です」

 御厨さんは政治学者として、日本政治史の研究や歴代首相らを対象にしたオーラルヒストリー(口述記録)を手がけてきました。共著なども含めて著書は100冊以上にのぼり、日本の現代史が形成される現場に居合わせてきました。

 第二次安倍政権について、御厨さんは日本政治・外交の行き詰まりを脱却するために、戦後日本に対する「追憶」からの解放を目指していたと振り返っています。賛否は分かれたものの、第二次安倍政権は日本の「戦後の終わり」を進めた体制だったのかもしれません。

 世界的に進行する“記憶の政治”になぜ日本は取り残されているのか? はたまた、近現代史を訂正して語り直すことは「歴史修正主義」とは違うのか? お二人の議論をお楽しみください。

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