【すくすく子育て】札幌近郊に続々と増える"格安"屋内遊戯施設 "100円"から利用可能な場所も!市外からの利用者増える (23/05/06
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 Published On May 5, 2023

札幌近郊に次々と増える屋内遊戯施設にいま、札幌の子供たちが殺到しています。

 親がつい連れてくるそのワケを探りました。

 北海道・岩見沢市の市民交流施設「であえーる岩見沢」にあるあそびの広場は、岩見沢市が2015年に作った全天候型の屋内遊戯施設です。

 小さい子供でも楽しめるごろごろ広場には、約1000冊の絵本やおもちゃがあり、開放感のあるはらっぱ広場にはボーネルンドの遊具があり365日子どもが思いっきり、遊ぶことができます。

 中でも一番人気なのがこちらの軽トラック。

 由仁町からの親子:「軽トラでずーと遊んでいて。軽トラに乗りに来ているような状態です」

 乗り物好きの子どもたちが殺到する軽トラック。 

 荷台に直接ジャンプできるのも楽しいみたいです。

 当初は年間2万人の利用者が目標でしたが、いまでは目標の倍以上、約5万5千人が利用しています。

 その理由が…

 井戸 和也 記者:「実は、岩見沢市外から来る人の方が多くいるのです」

 利用者の約7割が岩見沢市外から来ていました。

 北広島市から孫と来たおじいちゃん:「北広島市から。安くてクライミングとか楽しく遊べるので、孫が気に入っていて3回目になる」

 Q:何が好き?

 子ども:「上るところ。シューって降りるところ」

 札幌市からきたお父さん:「札幌からはじめて」「かなりリーズナブルに利用させていただけていいです」

 人気の理由がたった100円という利用料金の安さ!

 なぜこんなに破格の値段なのでしょうか?

 岩見沢市教育委員会 會田 浩之さん:「もともと市民を対象としている施設だったため、高額な料金を設定せず、いまの金額になっています」

 岩見沢市では、複数部署にまたがる子育て支援の連携を高めるために、保健センターや子育て総合支援センターを一つのフロアに集めて「えみふる」をつくりました。

 この遊戯施設も、子育て支援の一環として岩見沢市民を対象と考えていましたが、徐々に口コミで市外からの利用が増えたといいます。

 岩見沢市教育委員会 會田 浩之さん:「市外からも来ていただき、近隣の飲食店や商店で買い物していただくことも期待」

 そして札幌近郊では、利用料金が安くて充実した遊具がある施設が3日、新たに増えました。

 井戸 和也 記者:「南幌町のオープン前の行列」

 北海道・南幌町に3日オープンした屋内遊戯施設「はれっぱ」です。

 札幌からの家族:「札幌からきています。自然のもので遊べればいい」

 利用料金は、町内の子供は100円。町外の子供は300円。

 特徴は、同伴する保護者は無料で入場できることです。

 千歳市から:「子どもしか料金がかからないのがすごくいいと思う」「300円だったら毎週でも来られる良い価格設定だと思った」

 オープン初日の3日は、入場制限がされるほどの人気ぶりとなっていました。

 Q:何が楽しかった?

 子ども:「トランポリン!転んでもいたくないところ!」

 総事業費9億2000万円をかけた施設は充実しています。

 こちらはアクティブゾーン。

 スラックラインでは、バランス感覚を鍛えることができます。 

 滑り台は2つあり、高い滑り台にはクライミングでしかたどり着けないようにできているなど、遊びながら子どもたちの運動能力を鍛えられる仕掛けが満載です。

 町民の要望で作られた木育ゾーンは、たまごのプールや木製のおもちゃなど木のぬくもりを感じられるようになっています。

 子どものノイズ南幌町がこの施設を作った目的は子育て支援以外にもありました。

 南幌町まちづくり課 前田 洋佑さん:「町外からも来ていただけたら公園もあるし住宅街もあるので、暮らしの様子がわかる。施設に来ることでPRにもつながる」 
 
 現在、移住促進のために子育て支援に力を入れている南幌町では、「はれっぱ」に町外から人が訪れることでさらに移住が増えることにも期待しています。

 南幌町まちづくり課 前田 洋佑さん:「移住につながればいいけど、まずは街を知ってもらいたい。南幌町の街中まで遊びに来る機会がないので来ていただきたい」

 次々と増える郊外の屋内型遊戯施設。

 その背景には、街を訪れるきっかけとなる役割もありました。

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