『Les Misérables』『エリザベート』『ウィキッド』など数々のミュージカルを上演してきた大阪大学ミュージカルサークル「みーあキャット」のメンバーが集まって結成した新しい劇団「劇団空ノ音」（げきだんそらのーと）が、2023年12月9日（土）と12月10日（日）の2日間、兵庫県宝塚市内の宝塚文化創造館（宝塚音楽学校旧校舎）講堂で、旗揚げ公演として、オリジナルの音楽劇『THERMIDOR -テルミドール-』を上演しました。

主人公は、フランス革命の中心に立ったマクシミリアン・ロベスピエールの実在した弟、オーギュスタン・ロベスピエール。国王や政敵などの粛清を相次いで行った悪役として描かれがちなマクシミリアンを、弟のオーギュスタンの目を通して理想に燃えつつも現実との狭間で揺れ動く1人の政治家として掘り下げて行きます。何よりも驚いたのは、元弁護士のジョルジュ・ダントンが死刑判決を受けて叫んだという「ロベスピエール、次はお前の番だ」という言葉に、従来の説とは全く違う新しい意味と背景を与えて描いていたことでした（このシーンは、この下のダイジェスト映像には入れていません）。

脚本はもちろん音楽も演奏もすべてオリジナルで、架空の登場人物を含めたほぼすべての登場人物について、それぞれの愛と哀しみを歌と演技で丹念に表現した、上演時間約2時間30分の大作オリジナル音楽劇。2023年12月10⽇の千秋楽公演の一部を、アイデアニュース独自撮影の動画で紹介します（撮影：アイデアニュース・橋本正人）。

＜劇団空ノ音、音楽劇 『THERMIDOR -テルミドール-』 ＞
【兵庫公演】2023年12月9日（土）～12月10日（日）　（この公演は終了しています）
午後4時開場、午後5時開演　上演時間約2時間30分
会場：宝塚文化創造館（宝塚音楽学校旧校舎）講堂
https://takarazuka-c.jp/bsk/access.html
料金：前売500円・当日1,000円

この動画の記事はこちら。
https://ideanews.jp/archives/143720