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　愛知県蒲郡市三谷町の伝統の三谷祭が15日、町内であり、地元住民が山車（やま）を海中で引く見せ場の「海中渡御（とぎょ）」が4年ぶりに披露された。

　町内の八剱神社と若宮神社の例大祭で、1696年に始まったとされる。午前8時ごろ、剣や傘、花などの飾りを載せた高さ約5㍍の山車4台が八剱神社を出発し、1㌔ほど東の星越海岸へと向かった。秋晴れの海辺に笛や太鼓の音色が響く中、綱を握った男衆が山車を引っ張り、1台ずつ海中へと前進。潮風を受けながら「わっしょい」と掛け声をあげ、300㍍ほど練って岸に上がり、海岸近くの若宮神社に入った。