Published On Aug 20, 2024
”ジェバチカ”ことナイムシナ。既に故人となっていますが、早世が惜しまれます。とにかく可愛かった。床の演技中の笑顔、卓越した表現力、個人総合で最後の演技を終え泣き顔になっているダビドワを抱きしめているときの愛情表現(2人は1978中日カップでカラムシカと3人で来日している)、すべてが愛らしかった。自分の中では、天使のような存在でした。
そんなナイムシナも、この後急激に身長が伸びたために、この年限りで第1線から姿を消してしまいます。そんなところは、東ドイツのレンチと被ります。1978~1980の3年間の活躍でした。
床運動の「カリンカ」、1979プレオリンピックの後、曲のアレンジが微妙に変わっています。
タンブリングは、1本目テンポ宙返り~屈伸ドッペル、2本目片手の後転とびの連続~1回ひねり、3本目屈伸ドッペル。前年のフォートワース世界選手権までは、2本目は普通に2回ひねりでした。片手の後転とび連続からの1回ひねりは、B-B-Bのシリーズで、最後の1回ひねりが格上げされてCRとなり、加点されます。
このオリンピックのナイムシナは、規定~自由の全8種目を全てトップバッターで演技して、ノーミス。自由の平均台・床では、後ろの選手より高い点を出し、ソ連の団体王座奪還に大きく貢献しました。
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