Published On Dec 2, 2022
50代男性からの質問、
「多分歯周病だと思います。歯の上下全体に冷たいものも熱いものもしみます。
既に何本かは抜けていますが、
インプラントにしたい場合は歯の骨が丈夫でないとできないと聞いたことがあります。
歯の骨が丈夫かどうか歯医者で見てもらえるのでしょうか?今まで歯はほったらかしでした。」
インプラント治療希望の場合、インプラント治療を専門に行っている医療機関が良いかと思います。
インプラント治療は歯の骨が丈夫でないとできない?とのことですが、
そもそも、インプラント治療は、歯槽骨(顎の骨)にチタン製の人工歯根を埋め込む治療です。
使用するチタンは、骨に結合する性質(オッセオインテグレーション)があります。
その性質を利用して、インプラント治療を行います。
ですので、骨がないところにはできない。
つまり、顎の骨がないと歯科インプラント治療が行えません。
上顎奥歯の場合、鼻の横にある副鼻腔が下まで来ていると顎の骨が薄くなり、そのままではインプラント治療できないです。
また、下顎奥歯の場合、下顎管(神経や血管)までの距離が短いとインプラント治療できません。
上顎の治療方法として、上顎洞底挙術後に、インプラント治療を行います。
上顎洞底挙術とは、専門的な医療機関で骨造成を行い上顎洞を持ち上げてその空洞にそれらを入れて骨の厚みを出す手術です。
下顎の場合、自家骨移植(他の部分から骨を移植)、人工骨の使用、多血小板血漿(PRP)治療と人工骨との併用での移植などをして、骨の厚みを出し、インプラントを埋入することが考えられます。
通常の歯科医院では、インプラント専門でなければ診断がつきにくいと思います。
通常の歯科医院ではインプラント治療は難しく 、インプラント専門医院でなければ診断がつきにくいと思います。
まず、歯科用CTが必要です。
レントゲンだけでは骨の詳細が得られない。
レントゲンでは口腔内を立体的に把握できず、骨密度まで測定できないです。
インプラント治療には「骨の強さ」が重要で、インプラント治療該当箇所の骨密度などを特別なCTで計測する必要があります。
「骨の強さ」とは、骨密度と骨の強度で表します。
骨造成のために上顎洞に骨補填剤移植後に、CTで確認すると一見骨に見えて密度はあるが、
実は骨になっておらず密度はあるが、強度がない状態が有り得ます。
経験に基づいた診断が必要ですので、適切な診断が行える専門的な歯科医院で診断を受けて、説明を受けて治療に踏み切ることが大事だと思います。
経験上、日本人の骨格は欧米人と比較すると骨の量が少なく、骨密度が低いといったことは感じます。
我々であれば、客観的に診てどのような状態かとしっかりと説明できると思います。
0:05 質問
0:36 インプラント専門医院に相談すべし
0:52 インプラント治療とは
1:16 インプラント治療は、顎の骨がないとムリ!?
1:58 再生医療とインプラント治療
2:37 インプラント治療における歯科医院の選び方
5:16 結論
KBS京都ラジオ「おつかれさん!」番組内「教えて!山口先生」
口腔内についての相談や質問をリスナーの方から伺って答えるコーナー
おつかれさん!では、生放送しております。
このyoutubeは、2022年10月11日の生放送を録音したものを編集しております。
インプラント手術 X-Guide動画
• 医療法人明貴会山口歯科医院(京都)の静脈内鎮静法とX-Guideを使用した...
出演:
桂吉の丞 https://kamigatarakugo.jp/directory/i...
岩井万実 http://www.p-pro.co.jp/agyo/mami_iwai/
山口貴史
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