宮崎県立宮崎海洋高等学校「進洋丸」、船内見学
Citizen media Miyazaki CMM Citizen media Miyazaki CMM
8.64K subscribers
30,871 views
59

 Published On May 6, 2014

2014年5月6日。

 市制90周年を記念して、今年の「宮崎みなとまつり2014」は、24年ぶりの宮崎寄港となる「日本丸」が大きな目玉イベントです。

 そのような中、宮崎県立宮崎海洋高等学校の実習船「進洋丸」も展示。5月6日に一般公開されました。

 ここでは、船内見学の模様をお届けします。
 


【関連情報】
◯進洋丸◯
<乗船実習の目的>
乗船実習は,海に慣れさせるとともに,船舶の運航及び機関・機械の運転と管理,漁獲物の冷凍・冷蔵など総合的な知識と技術を習得させ,今まで学んできたものを,実際に体験し,海で活躍できる能力と態度を育成することが乗船実習の目的である。また,規律・責任・協調の大切なことを学び,忍耐力を養うことも目的である。

「実習船は動く教室・グランドは太平洋」

<実習の取り組み>
 ①進洋丸の乗船実習
  1年次 体験航海(3日間、全生徒)
  2年次 短期乗船実習(8日間、漁業系・機関系)、乗船実習(2日間、食品系)
  2年次 長期乗船実習(73日間、漁業系・機関系)
 ②充実した長期乗船実習
  航海当直(24時間当直) ・ 機関当直(24時間当直) ・ マグロ延縄漁業実習 ・ 海洋観測
  船体手入れ実習(錆打ち、塗装、ストーン擦り) ・ ハワイ寄港地活動(国際理解教育)
  三崎港での水揚げ作業 
 ③約1ヶ月間のマグロ延縄操業実習
  約30回操業 ・ 投縄作業 ・ 揚縄作業 ・ 生物調査
 ④積極的に実習に参加させます
  当直や船体手入れ実習はもちろんのこと、マグロ延縄操業実習に積極的にも参加させています。

<実習の成果>
 ①漁船や船舶関連への就職・進学希望生徒が多い
  厳しい乗船実習を経験したにも係わらず、漁船や船舶を希望する生徒が多いのは、乗組員の
  指導、そして実習の取り組みの成果です。
 ②船舶関連会社への就職は全国トップレベル
  イイノガストランスポート、岩崎汽船、共和水産、金力汽船、五栄土木、寿工業、照陽汽船
  住友重機マリンエンジニアリング、ニッスイマリン工業、日本海洋事業、三国屋建設
  三井造船、宮崎カーフェリー  

◯実習船の歴史◯
・若潮丸
 昭和24年(1949)6月竣工した。15トンの木造船であった。
その後、昭和33年(1958)4月6日若潮丸代船が竣工した。木造船32.7トンであった。
当時の主機(メインエンジン)は今でも機関実験実習で使用し健在である。
・初代進洋丸
 昭和30年(1955)3月30日竣工。鋼船223.8トン、450馬力であった。
富士山を背景にさっそうと走る姿が印象的。
・第2代進洋丸
 昭和41年(1966)12月25日竣工。北海道の室蘭で建造された。
昭和51年(1976)12月25日廃船。
・第3代進洋丸
 昭和51年(1976)竣工。平成4年12月2日廃船。
昭和58年11月17日シンガポール北東洋上で、小舟で漂流中のベトナム難民94人を救助した。
・第4代進洋丸
 平成5年2月27日竣工。平成16年11月22日に用途廃止。
現在,フィジー政府の船として活躍している。
・第5代進洋丸(現在)
起工年月日:平成16年10月 5日
進水年月日:平成16年12月14日
竣工年月日:平成17年 3月15日
総トン数:646トン
全長:64.21m
幅(型):10.00m
深さ(型):4.10m
最大搭載人員:68名(船員21名,教官3名,生徒44名)
速力(航海):13.0ノット
(出典「宮崎県立宮崎海洋高等学校」HPより)

show more

Share/Embed