【中原中也・黄昏】をAIが歌う!中也が天才と評される所以を再認識。まったく古臭さを感じさせずに現代の音楽に溶け込んで、輝いているではありませんか!
From the Shicyoukaku-room【Japan】 From the Shicyoukaku-room【Japan】
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 Published On Sep 29, 2024

詩集【山羊の歌】より9番目の詩になります。
失恋の痛みを抱えたままの中也がですが、詩人として生きていく自身の決意のようなものが表現されているといわれております。



渋つた仄(ほの)暗い池の面(おもて)で、
寄り合つた蓮の葉が揺れる。
蓮の葉は、図太いので
こそこそとしか音をたてない。

音をたてると私の心が揺れる、
目が薄明るい地平線を逐(お)ふ……
黒々と山がのぞきかかるばつかりだ
――失はれたものはかへつて来ない。

なにが悲しいつたつてこれほど悲しいことはない
草の根の匂ひが静かに鼻にくる、
畑の土が石といつしよに私を見てゐる。

――竟(つひ)に私は耕やさうとは思はない!
ぢいつと茫然(ぼんやり)黄昏(たそがれ)の中に立つて、
なんだか父親の映像が気になりだすと一歩二歩歩みだすばかりです



底本:「中原中也詩集」岩波文庫、岩波書店
   1981(昭和56)年6月16日第1刷発行
   1997(平成9)年12月5日第37刷発行
底本の親本:「中原中也全集 第1巻 詩 ※()」角川書店
   1967(昭和42)年10月20日印刷発行
初出:「山羊の歌」文圃堂
   1934(昭和9)年12月10日



**いつも【青空文庫】様より引用させていただいております**
http://www.aozora.gr.jp/

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等々

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