武富和彦 沖縄タイムス編集局長、潮平芳和 琉球新報編集局長 2015.7.2
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 Published On Jul 2, 2015

Kazuhiko Taketomi, chief editor, Okinawa Times / Yoshikazu Shiohira, chief editor, Ryukyu Shimpo
自民党議員の勉強会で沖縄地元2紙を含む報道機関を威圧する発言が出た問題などについて沖縄地元2紙の編集局長が会見し、記者の質問に答えた。
司会 川上高志 日本記者クラブ企画委員(共同通信)
http://www.jnpc.or.jp/activities/news...

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記者による会見リポート(日本記者クラブ会報2015年8月号に掲載)

「共にあらがいたい」と呼びかけ

沖縄2紙の編集局長が並んだ異例の記者会見は「腹の底からの怒り」を抑制した口調ながら、発せられる言葉は重いものばかりだった。

「普通に権力を監視するジャーナリズム活動をしているのに、記者会見をしなければならないほど、この国の民主主義は劣化し、表現の自由、言論の自由は危うくなったのかと思う」

自民党若手議員による勉強会で相次いだ2紙や報道機関に対する威圧的な発言。両氏は、沖縄の米軍基地問題や2紙、そして県民に対する「甚だしい事実誤認」「誹謗、中傷」を看過できないとして、具体的に反論し、撤回・訂正を求めた。

今回の発言は沖縄2紙だけの問題ではない「報道圧力」。両氏は「全メディア、言論の自由への挑戦と感じているので、共にあらがっていきたい」と会見場の記者らに呼びかけた。

さらに、中央(在京)と地方のメディアの意識差、中央による地方コントロールの危うさも強調した。この部分も心して聞いた。

企画委員 西日本新聞東京支社編集長
原田 正隆

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