KATO 16番 国鉄寝台特急「あさかぜ」1号
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 Published On Aug 15, 2024

冒頭で、購入は2009年とありますが2008年の間違いでした。ブルトレブーム全盛期。振り返れば6年と5か月の短期間でしたが、昭和53年新製配備でピッカピカの第7次EF65PFが牽くブルトレが最高だったと思います。1092~1118号機です。
 その時点で関西起点のブルトレはまだEF58で、東海道ではHMなしの14系出雲2号3号と20系銀河だけがEF58。のちに関西にEF65PF第8次が入った時点で前述もEF65PFに置き換わり、東海道では14系座席車12連の臨時銀河だけがEF58となりました。荷物列車はまだまだ現役でしたし、EF58 EF60 EF61 EH10も珍しくない時代です。
 PF型はデカパン&スノープロー付を好む方が多いですが、当時のトップスター的存在の東海道ブルトレ用とは雰囲気が異なりますので、僕の場合それらには興味ないです。PS22交差型パンタで前面に通風孔はなく汽笛カバーなしでなくてはいけません。ナンバープレートは平板をコの字に曲げ加工してあり、プレート長辺の角は丸まっています。他の機関車のような車体に直付けではなく取付座がありプレートは車体から少し浮いています。実は7次車も抜擢当初はスノープローが付いていましたがすぐに外されてEF66に交代する日まで再度付けることはなかったです。スノープロー付は好まれますが、かつての東海道C62なども同じく東海道機にスノープローは必要ないのでしょう。排障器が見えて格好良いと思います。動画のKATO製EF65PFもスノープロー付ですが外しています。
 余談ですが以前に天賞堂のEF65PF(2008年12月発売)を買ってみましたが、約13万円にも関わらずKATOと比較したらお粗末なもので、まず車体全長が長すぎ(運転室扉から前が長い)ですし昇降梯子がない。側面6か所の明かり窓にメッキの縦桟がない。桟は他社の真鍮製モデルも同様に省略されており、おそらく実物はステンレス製と思われる桟がHゴムになっています。なにより全体的に実車の雰囲気とかけ離れており買ってすぐに売却しました。真鍮製は2020年代最近の30万円超のモデルになって、やっとKATO製の外観に近づいた感じです。私的にムサシノモデルのEF65は良さそうに思いますが、価格はKATOの20倍です。KATO製なら例えば1095~1114までの20機が揃う価格ですし、艶塗料でピカピカに仕上げて1m離れて見れば遜色ない佇まいに思います。
 客車も実車の佇まいという見方では、KATOやTOMIXのプラ製客車に勝るモデルは皆無だと思いますが、KATOは方向幕と寝台等級幕が容易には点灯化できないのが残念です。ブルトレに限っては点々と連なって流れる方向幕が外観上とても重要でして、模型で再現するなら室内灯は無しで方向幕だけが光るのでも問題ないと思います。が、方向幕と等級幕の点灯を小改造で手軽に再現できる16番はTOMIX客車しかありません。但しTOMIXの東海道ブルトレ用は14系14型しか販売されてないです。Nゲージではマイクロエースだけが方向幕と等級幕の両方が点灯化可能ですが、東海道ブルトレは24系24型「富士」かJR時代の「銀河」しか販売されていないです。TOMIXのNゲージ客車は方向幕のみ点灯化が可能で等級幕は点灯化できません。
 これはブルトレに限りですが、週末になるとラジカセを持って東海道沿線で一夜を明かしていた者にとっては方向幕が光ることは重要事項です。現行販売のNゲージブルトレ客車も、白昼走行だけと割り切るなら圧倒的ディテールと転がり性能の優れたKATO製しかないと思いますが、自分の場合は方向幕を点灯化できることはディテールの差を補って余りある魅力でして、それを容易に再現できるTOMIX客車(方向幕のみ点灯可)かマイクロエース客車(方向幕と等級幕も点灯可)、または車体が5ミリ短いKATO旧製品(方向幕のみ点灯可)のいずれかで揃えています。
 動画の16番は、方向幕が容易に点灯できないKATOをなぜ買ったのかですが、24系25型は他に選択肢が皆無だからで、TOMIXが14系14型と同仕様で製品化すれば即買いです。24系25型は真鍮製モデルも販売されていますが職人の手作り故に高額で、しかし造形も転がり性能もKATOのプラ製客車と比較して大差で劣っています。やはり方向幕も点灯しません。

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