Published On Jan 13, 2023
奈良県十津川村の山天(やまてん)集落で暮らす松葉俊子さんのお家で
粟の脱穀と粟餅づくりを体験させていただきました。
トントントン… みんなでおしゃべりしながら棒で叩いて脱穀します。
他にも、網に擦りつけたり、車や動物に踏ませたり、いろいろやり方があるようです。
そして、ふるいで大きなゴミをとって、手箕(てみ)で細かいごみを飛ばした後、
循環式精米機を使って殻をとります(精穀)
少量の場合はミキサーを使ってもいいようです。
食べられるようになるまで多くの手間がかかっていますね。
この地域では、餅をつく時に餅米に混ぜて粟餅がつくられてきたそうです。
この粟はムコダマシと呼ばれていますが、その由来は、
こねると白くて粘りがあって米の餅とよく似ていて、
正月に大事なお婿さんが来てくれた時に米の餅がないので
代用として出したことから来ているそうです。面白いですね。
年末の粟餅づくり。
俊子さんと姉妹のように仲のいいご近所のお二人(「三ばば」と呼ばれています)と
娘さんたちの輪に入らせていただきました。
粟がふんだんに使われて(餅米の約半分。餅米一升2合、約1.8kgに、粟が1kg)
少し色がついた(玄米のような)餅が出来上がりました。
昔は明かりがそれ程なかったので、少し色が付いていても分からなかったと
教えていただきました。
味は、見た目のように玄米餅のような…(粟の味を表現できず ^^;)
口に入るまでの物語を思うと一層美味しく感じました。
良い年越しができました。ありがとうございました。
またの映像をお楽しみに(^^)/
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0:00 粟の脱穀
5:08 粟餅づくり
#粟 #脱穀 #食べ方 #粟餅